どうも!こんばんは、タカ(@g_b_trip)です。
今日は登山記録です。
場所は、富山県にある『立山』です。
立山は、"富士山・白山"と並ぶ、日本三霊山の1つです。
立山は「雄山・大汝山・富士ノ折立」の3つからなる山の総称で、
最高峰は大汝山の3,015mです。
今回は標高3,003mの雄山に登ってきました。
10月半ばにも関わらず、積雪があり、
アイゼン・ストックなしの登山でとても危険でしたが、
頂上からの景色はこの上なく最高でした。
今回はそんな日本三霊山の1つである『立山』の登山記録です!
※アイゼン・ストックなしの雪山登山は大変危険ですので、絶対に真似しないでください。
立山駅~室堂
立山登山の入り口は立山駅から始まります。
立山の登山口は室堂という場所にあり、
そこまではケーブルカーとシャトルバスを乗り継いで行きます。
ケーブルカーの始発が朝7時だったので、
6時45分に立山駅に着きましたが、
既にチケットは売り切れており、始発から3本目の7時20分発しか買えませんでした。
ケーブルカーとシャトルバスを合わせて往復4,310円で購入。
1つのケーブルカーにこれだけの長蛇の列が出来ていました。
立山駅内ではモニターで室堂や黒部ダムの様子が映し出されています。
このモニターで初めて積雪があることを知りました。白山悲劇の再来か…。笑
バスは1つの時間に複数台用意されていました。
バスの移動の最中では、バス内から要所案内がされていました。
バス内からは、かの有名な剣岳も見えました!
そんなこんなで、8時半頃に室堂に到着!
※ケーブルカー・シャトルバスのシーズン別による詳しい時間などは下記の公式ホームページをご覧ください。
室堂~一ノ越山荘
今回のルートは公式ホームページで紹介されているこちらのコース。
本来は、大汝山も行くつもりだったのですが、
積雪量が思っていた以上に多かったため、断念しました。
室堂を出てすぐのところにある記念碑でまずは恒例の記念撮影。
室堂を出ると目の前に立山がそびえ立っています。
写真から見てわかると思いますが、普通に雪が積もっています。笑
僕たちはアイゼンもストックも持っていなかったので、
この時点で9割ほど登頂諦めモード。
ダメもとで近づくだけ近づいてみることに。
既に標高が2,500mほどあるので、
太陽の光が少しきつく、空もいつもより青く見えます。
まるで映画の世界のような風景です。
奥の山の右上にちょこんとある小屋が、雄山山頂になります。
所々緑や岩肌が見えますが、殆ど雪で覆われています。
こんな道をひたすら登っていきます。
緩やかで平坦な道ですが、
雪が凍っているため、普通の登山靴でもよく滑ります。
一ノ越山荘までの道でこの状況ということもあって、
この時点で登頂は諦め、一ノ越山荘を目標にして登っていました。
振り返ってみるとこの景色。
白山の雪でもかなり興奮しましたが、
それの非にならないくらいの絶景。
青と白のコントラストが素晴らしい!
右上に見えるのが一ノ越山荘。まだ距離はあります。
途中にこんなものもありました。寒そうです。
だいぶ近づいてきました。
四苦八苦しながらも、登山開始から1時間ほどで一ノ越山荘に到着!
一ノ越山荘~頂上
一ノ越山荘までは登って見ると意外とあっさりしていました。
所々で注意が必要な場所はありましたが、
普通の登山靴でもなんとか登ることは出来ます。
冬シーズンでは、ここにある一ノ越山荘は閉まっています。
今回は冬シーズンに登ったため、閉まっていました。
トイレも同様閉まっているので、室堂から山頂まではトイレが一切ありません。
トイレが近い人は要注意。
これからこの険しい岩山を登っていきます。
ここからの写真は、途中の三ノ越と頂上以外ありません。
というのも、写真から見ておわかりいただけると思いますが、
落ちたら即死のような岩山を登っていくため、
カメラなどの不必要なものは全部カバンにしまったからです。笑
雪がなければ写真を撮りながらいけたんだと思いますが、
雪がある状態での撮影はとてもできそうにありませんでした。
友人二人はだいぶ歩くことに慣れていたのですが、
僕は全然慣れず、岩をつかむ形で登りました。
「靴全体で雪を踏みながら、小刻みに進めば滑ることはない」と、
道中の山の達人たちに言われたのですが、恐怖心に負けてしまい、
どうも上手に登ることが出来ません。
滑ったら大けが必須の斜面で、よく手をつかず、普通に歩けるなと思います。
そんな感じで時間をかけながらも、1時間弱ほどで三ノ越に到着!
三ノ越から見る景色は、先ほどの一ノ越とは全く違った景色です。
他の山の頂上が見えるほどの高さがあります。
雲もなく、風もないので、少しばかりここで休憩。
三ノ越から頂上は間近に見えます。
もうここまでやってきました。
風はないといえど、じっとしていると寒いので、10分ほど休憩して山頂アタック開始。
三ノ越から山頂までは、先ほど歩いてきた岩山と比べるとかなり登りやすかったです。
所々では手を使いながら登りましたが、
手を使わずに登れるところの方が多かったように思います。
もしこの状況で風があったら、落下の恐怖で足がすくんでいたでしょう。
それくらい岩がゴツゴツとしています。
そして、なんだかんだで三ノ越から30分ほどかけて、
ようやく雄山の山頂に到着です!
山頂
約2時間半かけて山頂に到着です。
霊山ということもあって、山頂には鳥居が建てられていました。
こんなところに鳥居を建てることができるのに驚かされます。
あの勾配を材木運びながら登るなんて常人では出来ないでしょう。笑
ここで山ポーズの集合写真。
山の一番高い所にお参りするところがあるので、そこまで登ります。
ここも意外と狭いのでシーズンの時は混雑するでしょう。
そして、ここが正真正銘の雄山頂上です。3,003m!
雄山に登ったという達成感も感慨深いのですが、
それよりも感動したのは景色。
見てください、この絶景!
加工は一切していません。
青と白のコントラストが本当に綺麗です。
完全に雪山状態になっていたら、
登ることすらできていなかったので、
その巡り合わせにも感慨深くさせられます。
一番高い所から取った山頂の様子がこちら。
そこまでスペース的に広くはないので、
オンシーズンの時は富士山と変わらない混み具合になりそうですね。
写真には残せていなかったのですが、頂上からは黒部ダムも小さく見えました。
黒部ダム付近は今がまさに紅葉といった感じでした。
下山後
下山時の立山の風景は、登り時とは違っていました。
太陽が出てきたおかげで雪が溶けた為でしょう。
ちらほら紅葉しており、行きとは全く違った風景です。
行きと帰りで全く違う風景を楽しめるとは思ってもいませんでした。
また、立山で有名なミクリガ池にも行ってきました。
水面に映る立山が良い味を出しています。
その他にも雷鳥観察であったり、黒部ダムであったり、登山以外にも立山を楽しむ方法はたくさんあります。詳しくは公式ホームページをご覧ください。
感想&まとめ
今回は突如発生したリベンジ雪山イベントでしたが、
天候にも恵まれて、総じて素晴らしい登山でした。
雪山を克服できて、気持ち的に一回り成長できたことも大きいですが、
なにより景色が本当に綺麗でした。
頂上から見る景色は言うまでもなく絶景なのですが、
頂上だけからではなく、中腹からの景色や、中腹までの道中、あるいはミクリガ池からの景色も含めて、どの風景も「また違って美しい」の一言に尽きてしまいます。
雪さえなければ比較的登りやすい山だと思うので、
ぜひオンシーズンに立山登山をしてみてはいかがでしょうか。