富士山に登って見たい人「登山好きでもないけど、ミーハーだからとりあえず富士山に登って見たい。日本一高い山だから、やっぱり登山初心者・未経験者にとっては過酷なのかなあ。」
今回はそういった人にぴったりの記事です!
かくいう超ミーハーな僕も登山未経験者でしたが、
「あぁ、日本一高い富士山に登って見てえな、、、(鼻くそほじほじ)」
という感じの軽い気持ちで富士山登山を計画。
「富士山頂上から見るご来光はバケモン綺麗だから見たほうがいい!」
そんな声を聞くとついつい行ってみたくなるんです。
もはや、ミーハーゆえの病。
そんな僕が、去年の夏に念願の富士山登山を決行してきました。
しかも、運動していないにもかかわらず、若さを売りに決行したのは徹夜の弾丸登山。
で!結論から言ってしまうと、タイトルにもある通り
過酷過ぎて泣いた。暫く富士山には登りたくない。
という状態になってしまったんですよね。笑
今回はそんな弾丸富士登山の様子を振り返りながら、富士山弾丸登山での装備品や当日の様子などを記事にまとめました。
富士山登山を検討している方は、ぜひ最後までご覧くださいね!
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富士山弾丸登山のルート
今回僕たちが登ったルートは"吉田ルート"!
富士山登山初心者でも登りやすいと言われているルートです。
富士山にはいくつかの登山ルートがありまして、
✔吉田ルート
✔富士宮ルート
✔御殿場ルート
✔須走ルート
の4つあります!
ただ、僕は登山のプロではないので、詳しいことを知りたい方は富士登山オフィシャルサイトをご覧くださいね!
富士山弾丸登山の装備
初めての登山が富士登山で持っていた荷物はこんな感じ!
✔montbell キトラパック40
(montbell『キトラパック 40』をレビュー!【海外旅行におすすめな神バックパック】)
✔Columbia製マウンテンパーカー
✔UNIQLO製ウルトラライトダウン
✔軽食(キットカットやピーナッツなど)
✔ヘッドライト
✔ハンドタオル
✔水500ml×2本
✔adidasスニーカー
正直、不安でいっぱいでしたが、気合と若さでなんとかなると思い込みあまり装備にはこだわりませんでした。笑
(2019.5.22追記)
富士登山から約2年が経ち、キナバル山や立山といった山を登ってきて振り返ってみると、上記のメニューは最低限のギリギリラインかなーと思います。笑
あれば良いなと思うのが、エアリズムといった速乾性の下着類。
意外と汗をかくので、速乾性の衣類で汗を逃がしてやってください◎
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富士山弾丸登山レポート
河口湖駅~5合目
いよいよ出発。河口湖駅から見える富士山は写真と比べ物にならないくらいの大きさ。
これからこの山を登るのかと思うと先が思いやられます。笑
といっても河口湖駅からバスで5合目の2,200m付近まではバスで移動します。
5合目ではお土産屋さんを始め、登山装備も売っているので不安な人はここで調達してから登るのも良いと思います。僕は富士山で焼き印を押してもらえる登山棒を購入。
5合目~8合目
入山料1000円を払い、登山開始です。
5合目から6合目の間は山の中を歩いた後、山の淵周りを歩きます。
ここから見える街の景色だけでもすでに絶景です。
6合目から7合目にかけては、緩やかな坂をS字にひたすら上り続けます。
ここでもしんどく感じましたが、後から考えてみるとここは全然楽な場所でした。
7合目から8合目あたりから岩肌がちらほら見えてきます。(※手も使うのでここからはカメラをしまいました。)
登りにくいほどではありませんが、雨が降った後や普段運動をしていない人は要注意です。
既にこの時点で普段運動をしていなかった友人はバテテおり、途中の山小屋で買った酸素ボンベを注入していました。酸素ボンベ注入している人初めて見ました。笑
時折雲の隙間から見える星空がとても綺麗で、これを見るだけでも頑張って登ってきた価値があります!
8合目~10合目
ここからが富士登山の正念場。
ご来光前になると行列ができ、登るスピードはかなりゆっくりになります。
が、如何せん登る距離がめちゃくちゃ長い。笑
特に8合目から9合目までが長く、一向に9合目の標識が出てきません。
「9合目の標識はないのか~」と思いながら登っていたところ、突然の雨に。
終わりの見えない登山道に、吹き荒れる横風と雨。
ここから一気に富士登山の難易度が上がった気がしました。正直、めちゃくちゃ山小屋に泊まりたかった…。笑
他の健気だった友人達もみな黙り込み、ひたすら無言で上り続けます。
岩肌もかなりごつごつしていて、もはや岩登り。それでも「頂上はあともうすぐ」と言い聞かせ、登っていきます。
そして、登山開始から8時間半。ついに10合目に到着です!
下山
日の出前に10合目に到着するも生憎の雨でご来光は見えず。
むしろ雨の寒さで凍え死ぬところでした。
山頂で最高に上手いインスタントラーメンを食べた後、下山を開始。
なので、厳密にいえば頂上には到達しておりません。笑
下山ルートは砂場となっており、気をつけないと足が止まらなくなります。
何回もこけそうになりながらも、急ぎ足で高度を下げていきます。
8.5合目あたりまで下山した時、雲の隙間から太陽がちらり。
この辺りは雲のかかり具合が10合目と比べ少なく、雨が止んだこともあって、目の前には絶景が広がっていました。
ご来光は見えませんでしたが、この景色だけでも見られたのでよしとします。笑
ただ、ここからが地獄でした。
くだってもくだっても一向に5合目に着く気配がありません。
それもそのはず。S字で下山している上に、目的とする5合目はちょうど山の反対側あたりにある5合目だったからです。笑
この下山が本当にきつかった。
友達と愚痴りながら泣く泣くバス停のところに着いたときは機嫌の悪さもピーク。
友達の食事中にテーブルで爆睡をかましてしまいました。
お土産を見ているおじいちゃん、おばあちゃんには脱帽です。
そんなこんなで往復14時間ほどかけて、富士登山を敢行してきました。
富士山弾丸登山の感想
登っている時や下山後も一貫して「しんどかった」という印象しか残ってないです。笑
なにより、8合目からと下山が過酷。
足腰の問題よりも先が見えない辛さという精神的な面が一番しんどかったですね。
結果的には、「10合目までは行きましたが頂上には到達できず」ということになりましたが、僕みたいな素人でも十分に登ることは可能だと思います。
ですが、素人は安易な気持ちで登るのではなく、ある程度精神面はじめ、肉体面でも鍛えていくのが良いかな。笑
(後日談)
下山後、京都に向かっている車の中で、
「富士登山は楽勝。富士山は雑魚。」
という謎の言葉を発言を繰り出し、気づけば、
「次の山は東南アジア最高峰(約4,095m)のキナバル山へ行こう」
という話をノリでしていたのですが、なんと、そのキナバル登山がついに実現することになりました。笑
気になるキナバル登山の話は標高4,095mの東南アジア最高峰キナバル山に登った理由からどうぞ!
まとめ|富士山弾丸登山は過酷だった!
✔富士山は初心者でも登ることができる山
✔軽装備でも登ることは可能だが、おすすめはしない
✔突然の雨風に備えた準備
✔8合目からと下山が本番
✔絶対に登るぞという気持ちが大事
以上、学生旅ブロガーのタカ(@g_b_trip)がお届けしました~!
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