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初めて世界遺産に登録された遺産『ヴィエリチカ岩塩抗』へ
東ヨーロッパ旅行5日目。
今日はクラクフ郊外にあるヴィエリチカ岩塩抗へ行きます。
このヴィエリチカ岩塩抗は、世界で初めて登録された世界遺産の1つです。
ヴィエリチカ岩塩抗まではバスと電車で行くことが出来ますが、今回は電車で行くことにしました。クラクフ中央駅に行くまでは、散歩をしながら向かいました。
こちらはバルバカンといわれる砦です。
戦争時には、中央広場を守る要塞として機能していたそう。
こちらも恐らく中央広場を守る外壁。
クラクフ市内では所々で、戦争時の旧遺留物を見ることが出来ます。
その他、このような謎のオブジェもありました。
クラクフ中央駅からヴィエリチカ岩塩抗駅までは10.40ズロチ。
約300円程度です。安い。
そんな感じで電車に揺れること約45分。ヴィエリチカ岩塩項に到着しました。
岩塩で作られた博物館。広がる塩の絶景
岩塩項内部はツアーで周ります。
そのため、当日はカウンターで空いている時間のツアーを申し込みます。
※僕は閑散期にいったためすんなりと買うことが出来ましたが、シーズン時はかなり混雑するみたいなので、事前にネットで予約購入することをオススメします。
値段は64ズロチ。写真撮影をするため、別途で10ズロチかかりました。
いよいよ岩塩抗内部に入ります。
ツアー自体は英語で案内されるため、英語が殆ど全くわからない僕ですから、内容はほぼ全くわかりませんでした。そのため、写真に簡単な感想だけ書いています。
当時の鉱山労働者の様子です。
こちらは、ポーランド出身の科学者コペルニクス像。全て塩で出てきており、その器用さには驚かされます。
その他、内部にある像は全て岩塩で出来ています。
さらに、この製作者は鉱山内部で働いていた労働者が作ったそうです。
館内には礼拝堂まであります。
地上に出ることが出来なかった鉱山夫たちが、せめてものという思いで、地下に礼拝堂を作ったそうです。シャンデリアまでも岩塩で出来ており、そのクオリティの高さには目を見張るものがあります。どの国でも、その道を究めた職人の技術には、人の心動かすほどの素晴らしいがあります。
こちらがヴィエリチカ岩塩抗で最も有名な場所『聖キンガ礼拝堂』
床やシャンデリア、壁の壁画まで、全てが岩塩で出来ています。
こちらはかの有名な最後の晩餐。きめ細かに再現されています。
さらに奥に行けば、色鮮やかに輝く湖がありました。
塩分濃度が高すぎるゆえに、光を当てることで発光しています。
また、岩塩発掘場もありました。
写真では伝わりにくいのですが、かなりの広さと大きさがある空間です。
一番奥まで行くとお土産コーナーがあります。
地下レストランもあり、講堂のような雰囲気です。結婚式の披露宴でも出来そうな雰囲気ですね。
こちらは出口付近にあった、初めて世界遺産に登録された12個の遺産リストです。
以上、ヴィエリチカ岩塩抗ツアーでした。所要時間は2時間半程度。
現在も採掘は行われているそうですが、まさに岩塩で出来た博物館といった感じで、今までに見たことがないような景色が地下空間に広がっていました。特に印象的だったのが、聖キンガ礼拝堂と岩塩採掘場です。聖キンガ礼拝堂は全てが岩塩で出来ているという点、さらにそれを作ったのが岩塩抗で働く人々だったという点がとても印象的でした。岩塩採掘場に関しては、圧倒的なスケールの大きさ・迫力さに惹かれてしまいました。
値段が約2,000円と、高いのが難点ではありますが、日本では絶対に見ることの出来ない景色を見ることが出来るので、クラクフへ行く際はぜひヴィエリチカ岩塩抗にも訪れてみてください。
クラクフをのんびり散策
夕方前にはクラクフに戻ってくることが出来ました。
夜まではユダヤ人街地区である『カジミエシュ地区』で地元の人が食べるようなピザを食べたり、喫茶店でのんびりコーヒーを飲んだり、と優雅に過ごしました。カジミエシュ地区は冬だったためか、どこか寂しい雰囲気が漂っていました。
ちなみに、今日がクラクフ最後の夜。
中央広場の夜の写真を取り直した後、適当なお店に入り、最後の晩餐です。
お店は『C.K. BROWAR』というお店。
入り口には様々なグラスが飾ってありました。
店内にはBarカウンターもあり、お洒落な飲み屋という印象。
お昼のパンが中々のボリュームだったので、簡単にソーセージとビール2杯(Weizen beer,Jasne beer)だけ頼むことにしました。
ここで飲んだヴァイスビールという白ビールが、人生で一番といえるくらい美味しいビールでした。
ジュースのような味わいで、全くビール感がありません。スーパードライのような辛口好きな人は満足できないかもしれませんが、こだわりがなくビールが好きな人であったり、ビールが苦手だけど克服したいという人には、ヴァイスビールはとてもオススメです。
日本でも酒屋で、瓶ビールとして売っているので、ぜひ興味ある方は飲んでみてください!
明日はポーランドを離れ、今回の旅行では2か国目となるチェコへ移動します!